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木材と室内空気環境

  近年、新築・改築後の住宅やビルにおいて、建築材料等から発散する化学物質による室内空気汚染等により、めまい、吐き気、頭痛、目・鼻・喉の痛み等、居住者の様々な健康影響が生じている状態が数多く報告されており、これらは「シックハウス症候群」、「シックビルディング症候群」と呼ばれています。
 
  シックハウス問題に対して社会的に大きな関心が示されるようになってきたなかで、厚生労働省は、室内空気汚染の原因となるホル
ムアルデヒドを含む13 の化学物質について指針値を設定しました。
 
  国土交通省が平成12 年度に実施した住宅に対する実態調査によれば、調査対象の3割近くで、ホルムアルデヒドの室内濃度が厚生労働省が設定した指針値を超えていることが明らかになり、化学物質の室内空気汚染によって人の健康への影響が懸念される状況となったこと等から、平成14年6月に建築基準法が改正され、平成15 年7 月から新たな規制措置がとられることとなりました。
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