床用現場接着剤の認定
◇制度概要
1.はじめに
枠組壁工法に使用する床用現場接着剤に対し、製品の品質、性能及び生産、供給体制に関する認定を行い、信頼性や選択性の高い認定品の普及を促進していくことで、枠組壁工法住宅の構造上の安全生向上に資することを目的としています。
認定にあたっては、認定対象製品の品質性能について、第3者機関としての客観的な評価を行っています。認定製品には、認定マークを表示することとしており、品質性能基準を満たしていることを証明できるようにしています。
認定にあたっては、認定対象製品の品質性能について、第3者機関としての客観的な評価を行っています。認定製品には、認定マークを表示することとしており、品質性能基準を満たしていることを証明できるようにしています。
認定マークの表示例

注)認定番号の「GF●-●●-●●」は、左端から、接着剤の種類(1:構造用一類、2:構造用二類)-認定された年(西暦の下2桁)-認定番号
2.適用範囲
- JIS A 5550 規格適合接着剤又は第2種ホルムアルデヒド発散建築材料以上の国土交通省の認定を有する接着剤、あるいはホルムアルデヒド放散に関して関係団体等が行う自主表示がある接着剤に適用します。
- 接着剤はJIS A 5550 床根太用接着剤の 3.2 用途による区分に定義される「構造用一類」及び「構造用二類」の2区分とします
3.認定方法
中立的な立場にある学識経験者からなる委員会により審議を行い、認定しています。
◇認定の流れ
新たに認定を取得する場合のフローは、下図のようになります。

注) 申請の受付期限は、4月末日及び10月末日の年2回です。(※認定は、8月1日及び2月1日となります。)
◇手数料
認定手数料は、以下のようになります。
手数料の種類
| 品目数
| 金 額(税込)
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新規申請
| 1品目
| 364,100円
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2品目以降
| 187,000円
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更新申請
| 1品目
| 312,400円
|
2品目以降
| 140,800円
|
注) 2品目以上を同時に申請する場合、1品目増えるごとに上記の「2品目以降」の金額を加算します。
◇規程
床用現場接着剤の認定に関する事項は、次の規程類に定めています。
床用現場接着剤認定規程 (181KB) |
(様式第一)認定申請書 (29KB) |
(様式第三)床用現場接着剤認定書変更願 (29KB) |
(様式第四)床用現場接着剤製造販売実績報告書 (30KB) |
床用現場接着剤認定業務運営要領 (125KB) |
床用現場接着剤認定基準 (60KB) |
床用現場接着剤の性能試験方法 (379KB) |
床用現場接着剤検査実施方法 (60KB) |
床用現場接着剤認定手数料規定 (112KB) |
◇認定一覧
現在、当センターの床用現場接着剤認定において認定している製品はありません。(平成31年2月)
◇関連情報
床用現場接着剤の接着性能は、別に定める「床用現場接着剤の性能試験方法」によって以下の性能を有していることが接着性能の認定基準となります。
接着性能の基準
性能
| 試験項目
| 判定基準
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① 接着せん断性能
| 湿潤材試験
| 接着せん断強度の平均値が1.1N/mm2以上であること
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凍結材試験(構造用二類には適用しない)
| 接着せん断強度の平均値が0.7 N/mm2以上であること
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乾燥材試験
| 接着せん断強度の平均値が1.1 N/mm2以上であること
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隙間充填性試験
| 接着せん断強度の平均値が0.7 N/mm2以上であること
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② 耐久性能
| 耐湿性試験
| 乾湿繰り返し試験により、試験片の90%以上に接着剤のはくりが認められないこと
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接着せん断強度の平均値が1.1N/mm2以上であること
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耐酸素老化試験
| 直径6㎜の丸棒に、接着剤フィルムを巻き付けたときに割れを生じないこと
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