平成20年10月24日

伝統的構法の設計法作成及び性能検証の事業について

(財)日本住宅・木材技術センター

1. 目的

 財団法人日本住宅・木材技術センターでは、国土交通省の補助により伝統的木造軸組構法住宅の設計法作成及び性能検証事業を平成20年度より開始しました。
伝統的木造軸組構法の建物は、これまで一般的に技術の伝承としての仕様に基づき建設されてきましたが、構造的な安全の検証がもとめられています。建築基準法においては、このような建築物の安全の検証として、限界耐力計算等の高度な構造計算を要することが多いため、本事業は、伝統的木造軸組構法住宅の設計法を開発し改正建築基準法に基づく当該建物の審査に係る環境を整備することにより、これらの建築物の円滑な建築に資することを目的としております。

2. 実施内容

@ 伝統的木造構法の実物大性能検証振動台実験、解析
A 振動実験建物の要素等の実験、解析
B 伝統的木造構法の設計法の構築

3. 実施体制

 事業は、検討委員会、実施委員会及び作業チーム(TT:タスクチーム)の構成を持って実施する。 検討委員会は、実施委員会の審議結果を踏まえ実施方法及び最終成果等の審議を行う。 実施委員会は、作業チームの作業を踏まえながら事業実施及び最終成果の全般の実務を行う。 作業チームは、各関連課題を設け、具体な作業を実施する。

4. 具体的な業務実施項目

@ 伝統的木造構法の実物大性能検証実験の実施
    伝統的木造構法建物の強さの確認、設計法の検証のためのデータ収集等を行う。

A 振動実験建物の要素実験
    振動実験建物の供試建物に用いる各要素の性能確認実験を行う。

B 振動台実験建物の詳細解析
    振動台実験を行った建物の詳細な増分解析を行う。

C 鉛直構面・水平構面データ収集
    設計法構築に向けたデータの収集を行う。

D 限界耐力計算に基づく設計法の構築
    「詳細設計法」と「簡易設計法」の具体的な設計法の作成を行う。 

E 伝統構法の分類
    伝統構法の構造について体系的に分類整理を行う。

F 材料問題の研究
    無等級材、大径未乾燥材、古材及び丸太材の許容値割り増し等に関し研究を行う。

5. 伝統的木造構法の実物大性能検証公開実験の実施

 本事業の一環として、独立行政法人防災科学技術研究所との共同により伝統的木造軸組構法の実物大住宅の性能検証振動台実験を実施します。
 なお、試験棟の仕様や図面等は別紙3〜5を参照してください。

6. 問い合わせ先

 〒107-0052 東京都港区赤坂2-2-19 アドレスビル4階
 (財)日本住宅・木材技術センター 企画技術部
 TEL:03-3589-1793 FAX:03-3589-1766  E-mail:mail@howtec.or.jp

7. 資料・情報

  別紙1 委員名簿 (pdf)
  別紙2 委員会開催概要 (pdf)
  別紙3 実大振動試験棟仕様 (pdf)
  別紙4 実大振動試験棟図面 (pdf)
  別紙5 実大振動試験棟施工状況 (pdf)
  別紙6 公開実験案内 (pdf)